事務所通信
2013年11月 05日 火曜日
二次相続を踏まえた相続対策
ご存知のとおり、平成27年1月1日以降の相続から、相続税基礎控除の引き下げおよび税率改訂が行われます。
特に相続税基礎控除の引き下げは、今まで相続税の対象でなかった方へも影響があります。
配偶者と子供2人という家族構成の場合、現行では、「5,000万円+1,000万円×3人=8,000万円」の基礎控除があります。
これに対し、改正後は、「3,000万円+600万円×3人=4,800万円」となり、現行の60%まで引き下がります。
さて、このような場合の相続対策はどうするのか?という疑問が浮かぶと思います。
基本的には配偶者に財産を寄せて相続申告をすれば、税金は安くなります。
これは、配偶者の財産形成への貢献を考慮して、優遇されているものです。
ただし、配偶者に財産を多く残すと二次相続で多額の相続税がかかることもありますので、十分検討する必要があります。
特に基礎控除引き下げによる影響を受けるこのタイミングでは、様々なパターンを想定してシミュレーションすることをお勧めします。
投稿者 nextstageoffice