事務所通信
2012年12月 10日 月曜日
金融円滑化法終了と対応
2009年12月に施行された「中小企業金融円滑化法」は、いよいよ2013年3月末に期限終了をむかえます。
金融円滑化法が終了すると、来年4月以降は銀行の融資スタンスが大幅に変わることが予測できます。
金融機関は金融円滑化法により、従来財務内容等に懸念のある債権でも、一定の場合正常債権として処理していました。
しかし、来年3月末の最終延長措置が終了すると、財務状況に応じて不良債権として処理しなければならなくなります。
不良債権先と区分された中小企業では、金融機関からの融資が困難になるため、資金繰りに窮した中小企業の倒産が急増することが予想されます。
期限終了までに金融機関が財務諸表のどこを見ているのかを理解し、自社の現状と問題点を整理することが大切です。
今はまだ大丈夫という会社についても、今後を踏まえて自社の経営状況を客観的に知っておくことが大切です。
会社の健康診断を実施することをお勧めします。
投稿者 nextstageoffice