事務所通信
2012年10月 15日 月曜日
平成24年度税理士試験出題ポイント
先日平成24年税理士試験出題のポイントが発表されました。
簿記論では債務の株式化(デットエクイティスワップ DES)の処理が問われ たり、財務諸表論では販売用不動産、賃貸用不動産についての問われたりと 専門的な知識を問う試験内容でした。
その一方、法人税法では各事業年度の所得金額(法人税法第22条)の大原則が問 われ、相続税法では期限内申告、期限後申告、更正の請求といった申告関連 問われました。
消費税法では、いわゆる95%ルールについて、タイムリーなものが出題されまし た。
税法科目は特殊論点が多く、そちらに目がいきがちですが、実務において判断に迷った場合には、原則に戻って確認することが大半です。
また、改正項目は試験委員としても出題しやすいでしょうし、実務においては神 経を使うところですので、やはり抑えるべきところでしょう。
実務家としては、原則に注意しつつ、お客様に影響を与えそうな論点を拾いあげ て、スピーディーな提案をすることが重要と考えております。
税理士試験全体を見てみると、まさにそのことが問われていると感じました。
次のステージへ向かうための最良の提案を心がけます。
【参考】国税庁HP
http://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/point2012/index.htm
投稿者 nextstageoffice