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2014年09月 15日 月曜日
復興特別法人税の前倒し廃止と節税
東日本大震災の被害に充てるため、通常の法人税に上乗せして税金が課されています。
それが”復興特別法人税”です。
その復興特別法人税が前倒しで廃止となりました。
具体的には、平成26年4月1日以降開始事業年度から上乗せはなくなります。
さて、税金を節税するために、様々な方法がありますが、その多くは節税というよりは、課税の繰り延べというものです。
今期の税額は減少するが、翌期、翌々期以降の税額が増額するケースです。
保険商品を使った節税は、この代名詞です。
保険料支払時は節税となりますが、解約した際に収益計上されるので、そのタイミングで課税されます。
鋭い人はお分かりかもしれませんが、復興特法人税の前倒し廃止を利用した節税が可能です。翌期以降の税率が下がることを利用して、今期に多額の費用を計上すれば、税率の差異分、節税が実現できます。これは繰延ではなく、完全に節税です。
節税によって資金繰りを安定させること、これも会社経営において重要なことです。
現状ですと9月決算~2月決算の法人については、この税率差異を加味した節税が可能です。
ご興味がある方は、是非ご相談ください。
投稿者 nextstageoffice